
日本海までドライブ旅行②〜神戸の登山家を訪ねて〜
こんにちは、まーちゃんです!
今回は日本海ドライブ旅行のつづきやで。前回見てない人はこちらから〜↓↓↓
養父市の天滝でジビエ料理を堪能したまーちゃん(のおっちゃん)一行は、日本海へと旅を続けるのでした…。
カイコはいずこ!?
旅というものは、予定通りにはいかないもの。

この日訪れる予定だった養蚕(ようさん)記念館。レストハウス天滝からほど近い場所にあるねんけど、ここら一帯が絹の名産地らしい。
絹ってのはみなさんご存知の通り、カイコちゃんが桑の葉を食べて食べて食べまくって…「よっしゃーそろそろ大人になるかー」と口から吐き出した繭(まゆ)の糸。いわゆる繭玉(まゆだま)を茹でて、ひとつづきの糸を取り出すと絹糸の原料になる。
ちなみに絹はタンパク質で出来ているから、人間の肌にとても近い。繭玉を肌に触れさせる美容方法もあるし、絹製の服は夏は涼しく、冬は暖かく保つ効果もある。古くから人間とともに暮らしてきた虫やねん。
熱く語ってるけど、養蚕記念館には行ってへんで。雨やったせいか、閉まってたわ〜残念!
このあたりのお家をよく見ると、屋根が独特の形をしてる建物がたくさんあるねん。日本家屋の、1部分だけ屋根が高くなってて、格子がついてる。おっちゃんによると、これは養蚕の建物やねんて。カイコちゃんの呼吸を確保してるねんな。
さてさて気持ちを切り替えまして…
鮮魚市場でアテさがし
鮮魚市場ー!こちらの渡辺水産では、鮮魚の販売、加工、贈り物、レストランなど幅広く展開。さらには魚のアラ(骨とか頭とか)を回収して、あたらしく飼料を作り出したりもしているバイオテクノロジーの神様。

…かに道楽ちゃうで!おっちゃんが、今夜の祝杯のためのアテを買ってくれるらしい。ワクワクっ
新鮮な魚介がたくさん。まーちゃんの大好きなハタハタもおる!ど、ドギ…?なにこれ。
【ドギ(正式名称はノロゲンゲ)とは】
底引き網漁で獲れる深海魚で、身は上品な白身にプルプルとした皮。日本海側ではポピュラーなお魚だが、呼び名が地域によって異なる。(ドギ、グベ、トウロ、グラ、ゲンギョ、ゲンゲンボウ、ミズウオなどなど)
傷みが早いのと、狙って漁をするのではなくたまたま獲れる魚であるため、全国にはあまり出回らない。以上のことから知名度が低い。
参考『香住・佐津温泉民宿かどや公式ブログ』
たしかに、見た感じからしてプルプルしてそう…っ。ハタハタも大概プニプニやけど、ドギには負けるな。美味しそうやなぁ〜!
串単位でうられているカレイとハタハタの干物。お魚は生で塩焼きにしてもおいしいけど、干物を焼いて食べるのもまた別な美味しさがあるよなー。まーちゃんは特に一夜干しが好き。干されて旨味がギュッとしてるけど、水分もいい具合に残ってて。あ〜食べたい。
日本国よ、まーちゃんに数万円握らせてみ?ハタハタもカレイもこの台ごと買ったるわ。地域にお金たんまり落としていくええ客になるで。これぞ経済というもんやろ!←さいきんこんな妄想ばっかりしている
まーちゃんが気になったもの2つ。1つ目はホタルイカ醤油漬け。ホタルイカというだけでも美味しいのに、醤油漬けってどういうこと!?買っとけばよかった…。
ふたつめ、イカのへしこ!!サバのへしこは食べたことあって大好きやけど、イカは初めて見た!火であぶってあつあつご飯でパクッといくのもよし、日本酒のアテにするのもよし。お茶漬けもしたいねぇ。
おっちゃん、お店の人にいろいろ聞きながら、アテを買ってくれた模様。さてさてどんなものを買ってくれたのか…それはまた次回以降の記事で発表するで!
【詳細情報】
マル海渡辺水産 / 海産物市場
兵庫県美方郡新温泉町芦屋853番地
お店の目の前はもう日本海や。たくさんのボランティアの方たちが、浜辺のごみ拾いをしてくださってた。少し前に台風が来てたから、その飛来物もあったんかもしれへん。ほんまにありがたいことや。住む場所は違えど、地域を綺麗にするという立派な行為に対して尊敬するし、感謝の気持ちを大事にせなな。
孤高の人・単独行・加藤文太郎
加藤文太郎記念図書館に到着。しとしと雨が降り続きますが、ドライブ旅行なのでへっちゃらら〜♪
館内のいたるところが山の稜線になってるの、分かるかな?そう、加藤文太郎とは浜坂出身の有名な登山家なのです。
1階は図書館で、2階が加藤文太郎記念館になっている模様。
勤勉で寡黙で負けず嫌いな加藤文太郎。怒ったような微笑みが印象的らしい(実際には照れてる)。
まーちゃんは中学生の頃から、『孤高の人(新田次郎著)』という小説が好きで好きで。
彼が神戸に来てからいろんな山々を登ったり、いやーな先生にいじめられたり、ライバルと卓球したり、めちゃくちゃな結婚式したり、忍者めしみたいなの編み出したり、子供できたり、体験した事実をドラマチックにまとめてあるねん。もーめちゃくちゃ面白いねん!上下巻あるねんけど、4回くらい読んだわ!
まーちゃんが中二病やった頃は、文太郎がカバンの中に漬物石を入れて街中でも早足で歩いてたというのを真似して、通学カバンに大量の資料集を詰め込んで早歩きで登下校してたなぁ〜。あー痛い痛い思春期とんでけ〜!
なんで加藤文太郎が孤高の人と呼ばれるかというと。彼はどんなに高い山も1人だけで登ってたんや。普通は複数人でパーティを組んで登頂したりする場所も1人で。あと、1日で六甲全山縦走&走って寮まで帰るという伝説を残した人物でもある。
人生で1度だけパーティを組んだんやけど、皮肉なことにその登山で加藤文太郎は命を落としたんや…。
加藤文太郎が撮った登山中の写真。単独行やったから、「ほんまに登ってきたで」という証明の意味もあったとか。
とても神戸に関わりの深い人物。最後は長田神社の近くに住んでたんやで。
隣には、加藤文太郎関連の蔵書が並べられた読書室も。本棚見て!ここにも山や〜笑
みなさんも読書の秋、ぜひぜひ『孤高の人』を読んでみてね!
いよいよ次回はお宿に到着するで〜!おっちゃんが買ってくれたアテもお楽しみに♪では!


5件のコメント
裕華
たくさんの画像でのご紹介は
とても参考になります。
まーちゃん
裕華さん
コメントありがとうございます!パシャパシャ撮ってきた甲斐がありました(*’▽’*)
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